不登校指導の具体例

 

ホームで紹介した私が指導した中で、一番重度な不登校子の指導法を公開いたします。
※私の不登校改善実績は、軽度も含めて改善した人数は、27人中27人です。改善率100%です。

不登校の改善の主流は「カウンセリング」ですが、カウンセリングで不登校が改善するとは、どうしても考えられません。
私は、対子供では、家庭教師、スキー、ピアノ指導、対大人では、営業指導を行い、100%成果を上げて来ましたが、どれも「直接指導」です。
直接指導をせずに、カウンセリングで本人と話したり、ヒアリングで状況を聞いたり、本などの文献を読ませても成果が上がることはありません。
泳ぎ方をカウンセリングや本で勉強しても泳げるようにならないと同じです。

成果を上げるためには「直接指導」が欠かせませんし、直接指導以外にはあり得ません。

「不登校改善の指導」は、最難関の指導です。
下記に私の指導が書いてありますが、ここまでの直接指導をしなければ改善は出来ないと思っております。

 

【状況】
■中学二年の一学期に起立性調節障害と診断され、欠席が続き、中学三年の一学期はまったく登校していなかった。

■学校から紹介された小児科に通院していた。

■声楽と絵画が得意だったため、担任から高校には進学せずに、「音楽か美術の道に行ったほうがいい」と言われていた。

■母親は、Twitterで知り合った人に通信制を勧められ、通信制の高校のパンフレットを取り寄せ、通信制に進学させようとしていた。

 

このような状況でしたが、7月半ばから指導を始めました。  

私が最初に行ったことは、母親から詳細に状況を聞き、その状況を分析し、指導法を構築することでした。

 

【構築した指導法】

■母親、子供とも一度も会わないスカイプ指導

■スカイプ及び電話での子供への直接指導

■母親への指導

■担任への対応

■クラスメイトへの対応

■小児科医への対応

スカイプ指導は、距離が離れていたこともありますが、対面指導より効果があるので取り入れました。
それは、
小児科医のカウンセリングを受けるためには、着替えて、車で一時間かけて行く必要があり、密閉された空間で医師と二人で話す状況でした。
これでは、逃げ場もなく、子供は緊張してしまい、本音は言えません。


それに比べ、スカイプ指導は、自室やリビングなど普段どおりの環境で話すことが出来、何より、嫌だと思ったらスカイプを切ってしまえば、いつでも終了出来る逃げ場が確保されております。
このようにスカイプ指導は、手軽で、逃げ場もあり、リラックス出来るので対面指導より遥かに効果があります。

しかし、
手軽で効果があるといっても、母親の言うことを聞かない状況ですから、母親が「新しい先生を頼んだので、スカイプで話してみない?」と言ったところで、「嫌だ」と言うのは目に見えております。

私がとった方法は、母親に

「お母さんの知り合いから、◯◯ちゃんが正しくて、お母さんが間違っているとスカイプが掛かってくる」
「◯◯ちゃんにも聞いてもらいたいと(その人に)言われたので、そのままでいいから聞いてみて」

と子供に言ってもらう。


※このとき重要なことは、子供の部屋で、子供がベッドでゴロゴロしながらスマホをいじっているときに言うことです


事前に母親から聞いた子供が嫌がっていることは

■「学校に行かなくてどうするの?」と言われること。

■「このままでは高校に進学出来ない」と言われること。

■「担任の先生からこんなことを言われた」と言われること。

■「スマホを止めなさい」と言われること。

■小児科医のところに行きたくない。

でした。

  

私は、子供が嫌がっていることは、すべて正しいと言い、

■お母さんが間違っている。

■学校に行かなくてどうするの、高校に進学出来ない、スマホを止めなさいなどは言わないこと。

■担任の先生は、娘さんのことを何もわかっていないのだから、もう会わなくてもいい。

■小児科医は、娘さんも効果がないと思っているので、行かなくていい。

子供の嫌がることをやらないように言いました。

 

そして母親に

「わかりました。私か間違っていたのですね。言われたとおりにします」

と言ってもらいました。

 

これは、第一段階に過ぎず、この程度で子供と「スカイプ面談」に持ち込むことは出来ません。

このあと、子供とスカイプ面談を実現するまでには、いくつものハードルを越えなくてはなりません。

さらに

不登校指導は「タイムリミット」ありますので、一週間以内にスカイプ面談まで持っていかなければならないのです。

いくつものハードルを越えて、子供とのスカイプ面談が実現しましたら、子供に直接話し、「私が指導すること」、「進学を目指すこと」を納得させました。
そこから本格的に指導が始まり、スタートラインに立ったことになります。

その後

「スマホの時間制限」

「昼夜逆転の改善」

「9時までに起床」

と、生活習慣を改善させます。

これも一朝一夕には出来ません。

 

生活習慣が改善したら「遅刻登校」をさせます。

そのためには、

学校の環境を整えておく必要があります。

学校の環境を整えずに、いきなり遅刻登校させてしまうと、クラスの雰囲気になじめずに、二度と登校しなくなってしまいます。


学校の環境を整えるために私が行ったことは

小児科医に生活習慣が改善していることを告げ、起立性調節障害は改善に向かっているとの診断書を書いてもらい、それを元に担任に起立性調節障害が改善に向かっている大切な時期なのでと理解してもらい、遅刻登校したときのクラスメイトの対応を整えてもらいました。

 

「遅刻登校」までに改善しなければならないことですが、これも直接指導です。
スマホの時間制限は、いきなりでは、いわゆる「禁断症状」出てしまうため、グラデーションを掛け、本人と直接話し、本人に納得させ22時に母親にスマホを預けるようにさせました。

昼夜逆転の改善も、同じくグラデーションを掛け、本人と直接話し、22時に就寝するようにさせました。

9時までに起床は、朝7時に目覚めて、9時までに起床すると本人に「納得、約束させ」さらに、毎朝、6時30分から子供の状態を15分おきに母親にスカイプメッセージをしてもらい、その状態に応じて随時、指示をし、8時45分時点で起きられそうにないときは、電話をし、子供と直接話し、9時までに起床させました。

ここまでやらなければ、長期間にわたる重度の不登校の生活習慣の改善、継続登校させることは出来ません。
カウンセリングで改善するとは、どうしても考えられません。

 


長期間にわたり、ゲーム、ネット三昧で「昼夜逆転」をしている不登校の子を、カウンセリングで改善させたり、ましてや数週間で継続登校させることなどあり得ません。

本当にそのようなことが出来たのなら、まさに神業です。