ADHDは、
注意欠如・多動症と言われ、
不注意(集中力がないなど)、
多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができないなど)の、
2つの特性があると言われております。
そして、
決してまれではなく、男児のほうが女児よりも多い傾向があるとのこと。
決してまれではないことは、
昔から、クラスに一人や二人、落ち着きのない子がいたことからもわかります。
そのような子を今では、「ADHD」と病名を付けて、
「脳障害」があるような印象を与えております。
事実、
Twitterで、
「自分はADHDと診断され、脳障害がある」
とツイートしている子がおります。
起立性調節障害もそうですが、
ADHDと不登校は何の関係もありません。
落ち着きがないからといって、
学校を欠席する理由にはならないからです。
学校を欠席するようになって、
どこにも異常がない場合に、親は、
ADHDを疑い、病院に行き、ADHDと診断されたら、
ADHDだから学校に行けないのだと勝手に思い込んでしまい、
起立性調節障害と同じように、学校に行かないことを、
容認してしまいます。
親がそのような態度になれば、
子供も、
自分はADHDだから学校に行かなくてもいい。
と思ってしまいます。
これは、学校に行きたくない恰好の理由を、
子供に与えることになってしまいます。
ADHDは、
昔からよくいた、
ただ落ち着きがない子のことですから、
学校を欠席する理由にはなりません。
ADHDは、病気ではないのです。
起立性調節障害もADHDも、
学校を欠席することとは、何も関係がないのに、
起立性調節障害とADHDを欠席と結び付けてしまい、
子供に欠席の理由を与え、不登校になってしまうのです。
起立性調節障害は、
朝起きられないというだけですから、
遅刻して学校に行くことが出来ます。
ADHDは、
落ち着きがないだけで、
昔からそのような子は、おり、
落ち着きがないことが理由で、学校に行かない子などいません。
起立性調節障害もADHDも、
学校に行かないのは別の理由があるのです。
このように、
起立性調節障害もADHDも、
特有の「症状」があったとしても、
学校を欠席する理由にはならないのです。
それを、
不登校の子や親が、
学校に行きたくない理由にしているのです。
親としても、
自分の子は、甘えで学校に行かないのではない。
病気だから行けないのだ。
と周囲に言えるので、
起立性調節障害とADHDを都合よく使っているだけです。
改めて言いますが、
起立性調節障害もADHDも、
学校を欠席する理由にはなりません。
起立性調節障害やADHDが理由で不登校になっている子は、
「甘え」で不登校になったのです。
不登校改善《一寸先はバラ色》
淺海正勝