不登校の改善の第一歩は、
ゲーム、ネット三昧を止めさせることです。
カウンセラーの中には、
「ゲームを止めさせてはいけない」という人が多数おります。
その人たちの意見は、
子供は、苦悩していてその苦悩から逃れるためにゲームで気を紛らわしている。
子供は、これからどうしたらよいか考えながらゲームをしている。
この意見がほとんどです。
私は、この意見には真っ向から反対しております。
ゲーム三昧になっている子は、すでに「依存症」になっております。
お酒を最初は気を紛らわしていた飲んでいた人が、
四六時中、お酒を飲んで、アルコール依存症になってしまうと同じ状態です。
ゲームを止めさせなければ、依存症がどんどん悪化していきます。
依存症が悪化すれば、夜中もゲーム、ネットをやり続け、
その結果、昼夜逆転になります。
子供は、これからのことを考えながらゲームをしているので、ゲーム、ネットを止めさせてはいけない。
などと言っている場合ではありません。
今すぐにでも止めさせるべきです。
誤解されてないように言いますが、
ゲームやネットを「一切」止めさせるのではありません。
ゲーム、ネット「三昧」を止めさせるです。
依存症になっている子からスマホを取り上げ、
一切止めさせたりすれば、禁断症状が出ます。
ゲーム、ネット依存症に限らず、どんな依存症でも、
一切止めさせたら禁断症状が出ます。
子供に禁断症状が出たら、返ってマイナスになります。
禁断症状を出さずにゲーム、ネット三昧を止めさせるには、
「時間制限」しかありません。
それも、いきなりではなく、グラデーションを掛けて徐々に徐々にです。
しかし、
徐々に徐々に時間制限をしようとして、「一分だけ止めなさい」
と言ったとしても、「はいそうですか」にはなりません。
一分だけでいいからと言って、スマホを取り上げようとしても、
絶対にスマホを渡さないです。
依存症になり、母親の言うことを聞かない子供は、
たった一分でさえ、止めさせることは出来ないのです。
では、
どうやったら時間制限をさせられるのでしょうか?
つづく
不登校改善《一寸先はバラ色》
淺海正勝