不登校改善の方法として、
「子供とコミュニケーションを取る」
がありますが、
これは、机上の空論であって、現実的ではありません。
長期間の不登校の子は、
例外なく、
母親の言うことは聞きません。
聞くどころか耳を傾けることすらしません。
このような状態で、どうやってコミュニケーションをとるのでしょうか?
「声掛けをする」「スキンシップをとる」など、出来るはずもありません。
たとえ、声掛けをしたとしても、無視されます。
それでも声掛けをしたら「うるさい」「あっちに行って」となります。
このような状況ですから、コミュニケーションを取ることは、まず無理です。
私は、長期間の不登校を改善させるには「声掛け」では、
改善出来ないと思っております。
もう、そのような状態ではないのです。
コミュニケーションを取るとしたら「第三者」です。
第三者が介入して、子供とコミュニケーションを取り、
指導を開始し、指導者の言うことを聞かせるしかありません。
指導期間中も、子供が母親とコミュニケーションを取ることはありません。
あくまで、指導者とのコミュニケーションであり、指導者の言うことだけは聞く。
このような状態です。
母親の言うことを聞くようになるには、
指導者から「母親の言うことを聞くように」と言われなければ無理です。
長期間の不登校の子は、これくらい母親との溝が出来ているのです。
どこかで聞いた「声掛け」をした程度で、子供とコミュニケーションを取るなど
あり得ないのです。
不登校改善《一寸先はバラ色》
淺海正勝