私の指導法は、子供に文書を渡します。
母親がセミナーやカウンセリング、本などで、
たくさん勉強して母親の意識が変わっても、
不登校の改善、生活習慣の改善には、
まったく意味がありません。
そもそも母親の言うことを聞かないのですから、
母親の意識が変わったからといって、
子供が言うことを聞くようになることはありません。
不登校を改善するには、
生活習慣を改善しなくてはなりません。
自由気ままにしていた生活習慣を改善するには、
子供が自ら意識を変えなければ改善出来ません。
そのためには、
子供に直接働きかけるしかありません。
母親経由ではだめなのです。
私の指導法は、子供に文書を渡して読んでもらうことです。
ただ、文書を渡しても読むはずもなく、
子供に読んでもらわなければ話になりません。
子供に読んでもらうためには「表紙」が命です。
子供が読んでみたいと思うような表紙が必要になります。
一例を挙げれば、
「ゲームをやっても構わない」
などです。
表紙を見て読んでみようかな、
もっと言えば、
その文書を手にしてみようかな、
と思って、表紙をめくったとしても、
中身がつまらなければ、
表紙を開いただけで終わりです。
子供の関心をひいて読みやすい中身でなければなりません。
私の場合は、
中身は、大き目の字でA4一枚です。
この一枚からグラデーションを掛けて、
子供に次の文書、次の文書と読ませて、子供の意識を変えます。
子供の意識が変わらなければ、
お母さんの意識が変わっても子供の生活習慣は変わりません。
不登校改善《一寸先はバラ色》
淺海正勝